勝算があるか。

司法試験・予備試験
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受験生の中で、司法試験に合格する自信がある(一発か否かは別として)かと問われて、あると即答できる人はほとんどいないと思います。心の中ではなんだかんだ受かると思っていても、こう問われると即答は中々出来ないものです。

ただ、司法試験も勝負の場なわけで、当然その勝負に勝算がなければ、受けても仕方ありません。勝てないのが最初から分かっているのですから、受けたって仕方ありません。そうであれば、心のどこかで自分は司法試験に合格できるんだという気持ちがなければ、勝算のある勝負に挑んでいるとはいえません。

多くの受験生は、「自分」と「合格」までの距離がいまいち掴めないから、合格する自信が持てないと思うのです。そこで何が有益かといえば、合格者の再現答案です。

私個人の経験として、合格者の再現答案を読んで、素直に「ここはすごいな~」と思う部分ももちろんありますが、「こんくらいで受かっちゃうのか~」という部分もたくさんありました。そうすると、自分だってやれば合格できるんじゃないかって思えてくるんですよね。私は実際そうでした。

もちろん、合格者の答案を読んで「こんな事書けないよ」と思う方もいらっしゃると思うので、私個人の経験が全てとは申しません。

でも、受かる自信はないけど司法試験を受験するって、なんか変じゃないですか?受かる可能性、即ち勝算があるから受験するんじゃないんですかね。勝算があるからチャレンジするのでしょう。

では、勝算があるかどうかは誰が決めるのでしょう?もちろん客観的なデータや第三者の意見もあるとは思いますが、最後は自分で決めるものだと思います。そうであれば、自分でこの試験に勝算を見出さないと中々合格は難しいんじゃないですかね。

もちろん、100%合格する!というのが勝算ではありません。自分はもしかしたら司法試験に合格できるかもしれないという程度でいいのです。その程度の勝算を持てるかどうかは、今後の皆さんの努力にかかる部分が大きいと思います。頑張りましょう!

この記事を書いた人
ナオ

平成25年度の予備試験に合格。平成26年度の司法試験に合格。平成28年に弁護士登録。

都内で弁護士として実務に携わりながら、某大学法学部で司法試験、予備試験志望の学生のゼミで指導員をするとともに、司法試験予備校の論文答案添削など、司法試験の受験指導に積極的に取り組むサッカー大好き弁護士です。

個別受験指導もしています。

Twitter(https://twitter.com/nao_izumiya)

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