司法試験の論文答案のわかりにくさの原因

司法試験・予備試験
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答案を添削していると、「読みにくいなー」、「わかりにくいなー」と感じる答案があります。書くべき論点には触れているので一定の評価はつくのですが、高い評価はつかないという印象です。

添削で、読みにくい・わかりにくいと指摘されたことのある方、もう一度自分の答案を読んでみてください。

どこがわかりにくいのか、読みにくいのかを考えてみてほしいのです。誰かにそれを聞けば、教えてもらえると思います。

でもその前に自分で考えることで、まず自分なりの考えを出してほしいのです。

その上で、教授や先生に質問をしてみて、自分なりの考えとその方々が言っていることと一緒なのか、ズレているのか、ズレているとしたらどこがズレているのかを認識する。

この「ズレを認識する」ということが重要なのです。

ズレを認識することで、より具体的に自分の答案のどこに問題があるのかが具体的に把握することが出来ると思うのです。この具体的に把握するということが重要なのです。

具体的なイメージを持ち、その完成形に向けてトレーニングすることで、正しい方向に正しく努力できるようになるのです。

人から答えを聞くことはとても簡単なことですし、時には人に聞いてしまった方が効率的なこともあるでしょう。ただ、答案の内容に関しては、まず自分で考えてずれを認識することが重要なのだと思います。

この記事を書いた人
ナオ

平成25年度の予備試験に合格。平成26年度の司法試験に合格。平成28年に弁護士登録。

都内で弁護士として実務に携わりながら、某大学法学部で司法試験、予備試験志望の学生のゼミで指導員をするとともに、司法試験予備校の論文答案添削など、司法試験の受験指導に積極的に取り組むサッカー大好き弁護士です。

個別受験指導もしています。

Twitter(https://twitter.com/nao_izumiya)

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