今回は、令和5年の予備試験に最終合格されたエドガーさん(@Edgar_shihou)の指導体験記です。
エドガーさんは、大学4年生で、短答75位(211点・上位0.6%)、論文60番台(上位2.3%)で合格された非常に優秀な方です。
実はエドガーさんは、私がX(旧Twitter)で個別指導を始めたときの最初の受講生なのです。そんなエドガーさんが合格したのは、とても嬉しかったです!
それではどうぞ。
指導体験記
1.略歴
千葉大学4年在学中
2.指導内容
基本は月2回隔週で、直前期は月4回、予備試験論文の過去問の添削を受けていました。1回につき2問答案を書き、それを泉谷先生に添削してもらい、それを見ながらzoomで詳しく解説してもらうという形でやっていただきました。
3.良かった点
泉谷先生と実際に自分の答案をベースに会話しながら解説を聞くこととなるので、自分がよくわからなかった点や気になった点をすぐ先生に聞けることがよかったです。自分はあまりメールやLineで質問するタイプではないので、この指導のタイミングで直接質問できることがありがたいなと思いました。
また、先生は答案について「どうしてこう書いたの?」等自分の思考過程をたどるような質問をよく投げかけてくださりました。
この質問に答えることで、自分の思考過程が間違っていないか、間違っていないとしてもうまく答案に示せていないかを確認することができました。さらに、予備試験論文ではあてはめを充実させることが重要ですが、先生はそのあてはめ力がとても高かったように思います。
自分が答案でよくあてはめができたと思っていた場合でも、解説の際により説得的で伝わりやすい書き方を示してくださり、それを自分の答案に反映する過程が自身の成長に繋がったと感じています。
また、先生は反対事情も拾って一方的なあてはめをしないよう口を酸っぱくするくらいに指導していただきました。この指導によって、予備試験本番でも意識して論じることができ、良い結果につながったと思います。
4.添削について
添削ではまず、形式面について指摘をしていただきました。形式が整っていなかったり、論じる順番がおかしい部分があったりすれば、どれだけ良い内容が書かれていたとしても、読みづらく試験委員の先生に悪い印象を与えかねないので、形式面を指摘していただき、整える機会があることはよかったです。
内容面については、規範等の誰でも同程度に書ける部分はあっさりであり、問題提起やあてはめの部分では赤い文字で訂正が何か所もされるような、詳しい添削であり、メリハリのついた添削でした。
また、答案上に訂正しきれない部分は口頭でしっかり説明していただき、理解しやすかったと思います。
5.全体的な総評
まず、泉谷先生の良いところは、生徒の自主性を尊重し、自分はそのサポートをするという一貫したスタンスで指導していただける部分です。
既に予備試験及び司法試験に合格した方々は確立したそれぞれの方法論があり、もちろん泉谷先生も同様にあるとは思いますが、それを押し付けるようなことはありませんでした。常にこちらの「これはどうしたらよいですかね?」という質問にアドバイスをするという形で、最終的に生徒に委ねる形で生徒にとって一番良いやり方をともに考えてもらえていたと思います。
また、自分は長く先生に指導していただきましたが、自分が不合格だった年にも、短答式では「今回は、短答は絶対に通ろう」、論文式では「3桁順位を目指そう」というように、長期的なスパンを全体的に見て、絶対に受かりたい年に向けての目標設定を一緒にしていただけたことがよかったと思います。
さらに、論文試験の直前期に自分がもっと答案を見てほしいと思った際に、いつもは1回二科目のところを、三科目にしていただいたように、こちらの希望に合わせて柔軟に対応していただけました。
また、先生の指導(先生自体は優しいのですが笑)は厳しく、褒めてもらえる機会が数えるくらいしかないくらいスパルタですが、自分としては「次こそは、良い答案を書くぞ」と反骨心をもって取り組むことができたので、そのような負けず嫌いの気質の人は泉谷先生と合うと思います。
個人的には、月に2回答案を出すというルーティーン化されたことにより、ある期間までに答案を書かなければならないという意識のもとで、怠けずに勉強を継続できたと思います。
また答案を書くことで、単純に相応の筆力もついたと感じています。さらに、気持ちの面では、自分が法律についてわからない部分があったときに、すぐに聞けて頼りになる先生の存在は心強かったように思います。
最後に
エドガーさんは、本当に負けず嫌いでしたね(笑)でも、試験も勝負の世界なので、負けず嫌いというのは大事だと思います。
この調子で、司法試験にも合格してほしいなと思います!
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