予備試験の論文受験後の勉強について

司法試験・予備試験
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久々の更新です。

さて、予備試験の論文を受験された方は、しばしの休息をとり、これから何をしようかと考えている人もいるかと思います。なので、今回は合格発表までの間に何をしたらいいのか、少し考えてみましょう。

これに関しては、現時点でのレベルでやることが異なってくると思うのですが、今年の予備試験の合格が現実的な方は、来年の司法試験を見据えて選択科目の勉強をするのが良いと思います。

予備試験の合格が確定してから選択科目を決めていると、選択科目に割ける時間がとても短くなってしまうので、今のうちに選択科目を決めて一通り勉強しておくと、予備試験の合格後にスムーズに司法試験対策に移行できると思います。

これに対して、今年の予備試験の合格に自信がない方は、来年の予備試験対策の勉強をするのが良いと思います。

特に、大学生の場合、下4法の勉強が十分でない方が多いと思いますので、この時間を利用して下4法をしっかりと勉強することで、来年確実にもう一度短答に合格することにも役立つことですし、来年ロー入試も視野に入れている学生(主に今年3年生)にとってはロー選びの選択肢が広がることにもつながります。

特に大学生の場合、夏休みに入ると比較的勉強する時間が確保できると思いますので、これを機会に下4法を含めたインプットをしっかりとやるのがいいでしょう。

両者のバランスを考えて、選択科目を意識しながらインプット作業をするというのも一つでしょう。

いずれにしても、今年の予備試験に合格すると、来年の司法試験を受験できるわけですから、選択科目の勉強も基本科目の勉強も司法試験の役には立つので、どちらをやってもいいと思います。

この時期は落ち着いて勉強できる時期だと思いますので、勉強をしないという選択だけはしないでくださいね。

この記事を書いた人
ナオ

平成25年度の予備試験に合格。平成26年度の司法試験に合格。平成28年に弁護士登録。

都内で弁護士として実務に携わりながら、某大学法学部で司法試験、予備試験志望の学生のゼミで指導員をするとともに、司法試験予備校の論文答案添削など、司法試験の受験指導に積極的に取り組むサッカー大好き弁護士です。

個別受験指導もしています。

Twitter(https://twitter.com/nao_izumiya)

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