私が合格した時の予備試験最終合格者(平成25年)は351人でしたが、わずか4年で444人にまで増加しました。93人増えてるんです。
平成25年から毎年合格者が増加していることから考えても、この傾向は続くと思います。つまり、予備試験合格者はこれからも毎年少しずつ増加していく可能性が高いです。もっとも、あまり増加させてしまうと、法科大学院制度が崩壊してしまうので、ある程度の限界はあるでしょう。
合格者増加の傾向が続くことは受験生にとっては良いことだと思います。ただ、短答には受かるけど毎年論文で落ちる人は、合格者が増加したとしても、合格するのは難しいと思います。
なぜなら、毎年担当に合格する程度の知識を持っていれば、論文で求められている知識は有しているものと思われ、それでも論文に合格できないということは、その知識を上手く使えていないということです。つまり、勉強方法自体に誤りが混入している可能性が高いです。なので、こういった層の方は、合格者に一度相談に乗ってもらうといいと思います。
今年は18歳での予備試験合格者が出たことから考えても、膨大な知識が要求されている試験ではないということは明らかです。膨大な知識量が求められているとすれば、18歳での合格というのは中々難しいと思います。基礎的な知識を正確に表現でき、問題文をしっかり読んで、問題点を把握し、事案に即して自分なりの考えを答案に示すという基本的な姿勢が何よりも重要です。
来年の予備試験勉強はもう始まっています。今自分のどこに問題があるのかをしっかりと把握しないと、合格者増加が続いたとしても、その恩恵を受けることはできません。しっかりと、頑張っていきましょう。
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