最近、ロースクールや大学に入学したての学生と話す機会があり、その場で必ず出る質問が「効率的な勉強方法とは」という質問でした。では、司法試験を受験する上で効率的な勉強方法とは一体何でしょうか。
一番効率的なのは、試験に直結する勉強だけをすることです。つまり受験対策以外のことはしないということです。これが一番合格までの最短距離を進むことが出来ます。非常に効率的です。ただ、受験に直結する勉強といっても相当な分量がありますし、そもそも受験に直結する者か否かの判断というのは自分ではなかなかできません。
そうすると、仮に受験に直結する勉強だけしたとしてもかなりの時間を費やさなければなりませんので、効率的な勉強をしたとしてもかなり勉強しなければならないことになりそうです。
もちろん、受験生であれば少しでも楽して合格したいとか少しでも少ない勉強時間で合格したいといった気持ちを抱くことは当然だと思います。
しかし、やはり司法試験に合格したいのであれば、相応の勉強をしなければなりません。
その相応の勉強時間すらもやりたくないのであれば、司法試験は諦めた方が無難でしょう。効率的に勉強することと怠けるということは全く異なります。いかに効率的に学習していくかということを自分なりに考えながら勉強することは非常に重要ですが、これと怠けて受かりたいと考えることは別の話ですよね。
残念ながら、司法試験の勉強に抜け道のようなものがあるわけではありません。
王道的な勉強を毎日少しずつでも地道に努力できる人が最終的に早く合格するのだと考えています。なので、まずは効率を求めるのではなく、日々地道な努力をするよう、心掛けてください。
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