短答式試験から論文式試験までの過ごし方。

司法試験・予備試験
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今回は短答式試験が終わってから論文式試験までの間の過ごし方についてお話ししようと思います。

まず、短答式試験が終わったら、すぐに自己採点を始めてください。その結果、165~170点前後(去年と一昨年の合格点数)であった場合は、すぐに論文式試験の勉強を始めてください。例えば160点でも、その年その年で合格点も違いますし、マークミスが幸いして合格点に達している場合もあるので、多少足りていない場合でも論文式試験の勉強は始めるべきです。

もっとも、直前期や本番ではかなり頭を使っているので、頭を休ませることは必要ですから、2日間位は、勉強をしない日があってもよいと思います。ただ、あんまり休んでしまうと、今度は改めて頭を使うことが大変になってしまうので、2日間くらいがちょうどよいと思います。

さて、今年の日程を見ますと、短答式が5月21日、論文式が7月16日17日ですから、2か月ありません。その中で、何をしたらよいかということを考えますと、私は、インプット中心の勉強方法が良いと思います。もちろん、アウトプットも重要です。

しかし、恐らく短答式試験が終わった段階では、知識が短答用になっているので、事前に準備できる論証等が頭から抜けている可能性があります。なので、事前に準備できる論点については、しっかりと書けるように準備しておくべきです。その素材は、自分が今まで使ってきたものでよいと思います。

ちなみに、私は、知識の再確認のためにインプット中心の勉強方法をしていました。なので、今回もインプット中心の勉強方法を紹介させて頂きましたが、この前提にあるのは、「それまでに論文は書きまくった」という事実があったからです。つまり、文章力や構成力は十分ついていると思っていたので、インプット中心の勉強方法を選択しました。

では、上記前提がない受験生の場合はどうしたらよいかという疑問が生じてきます。それでも、私はインプット中心の勉強方法を推奨します。それは、論文の力というのは一朝一夕には身につかないからです。

アウトプット中心の勉強方法を選択した結果、その成果が本番で現れなかったということになれば、それまでの苦労は水の泡になってしまいます。約1か月半で論文の力を劇的にアップさせるのは、とても大変なことです。それに、そもそも良い論文には、正しい法律知識というのが必ず必要になってくるので、論文力を上げるにあたっては、論点をしっかりと論証できるかという点が必要不可欠です。したがって、やはりインプット中心の勉強方法を推奨するというわけです。

もちろん、あくまでもインプット「中心」であって、アウトプットを全くやらないというのは不安もあるでしょう。ですから、例えば、過去問を時間を決めて書くといったことを行ってもよいと思います。ただ、折角書いたのですから、書きっぱなしにしないで、必ず誰かに見てもらうようにしてください。そうしないと、折角時間をかけて書いた意味が損なわれてしまいます。

約1か月半という限られた時間で最高の準備をしなければならない以上、当然勉強時間はそれなりのものが要求されますし、密度も濃くないといけません。折角短答式試験に合格したのですから、欲を出して論文式試験の合格も取りに行きましょう!そのために、多少の犠牲はやむを得ません。

その前に、短答式試験が待っています。この記事を読んでくれた受験生の方は、短答式試験が終わって、自己採点をした後、もう一度この記事を読んでもらえると、良い準備ができるのではないかと思います。

この記事を書いた人
ナオ

平成25年度の予備試験に合格。平成26年度の司法試験に合格。平成28年に弁護士登録。

都内で弁護士として実務に携わりながら、某大学法学部で司法試験、予備試験志望の学生のゼミで指導員をするとともに、司法試験予備校の論文答案添削など、司法試験の受験指導に積極的に取り組むサッカー大好き弁護士です。

個別受験指導もしています。

Twitter(https://twitter.com/nao_izumiya)

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