司法試験の論文で数字が出たら要注意。

司法試験・予備試験
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論文式試験において、よく数字が問題文に示されている時があると思います。例えば、時間や距離、金額等々があると思います。

数字が出たら、まず「使うかもしれない」と思って、印をつけておきましょう。そして、いざ使うとなった場合、よほど明らかである場合を除いては、その数字をしっかりと評価しましょう

例えば、刑法でよくありますが、時間的場所的近接性のあてはめの時に、距離や時間という数字を使うことがあると思うのですが、「近接している」あるいは「していないと」いう結論を出すためには、実際に示されている距離や時間を自分なりに評価してあげなければなりません。

例えば、5分という時間が近接しているといえるのかということをしっかりと評価する必要があります。

また、同じ5分でも、車で移動する5分と徒歩での5分は意味合いが異なってきます。また車で5キロ移動するのと徒歩で5キロ移動するのとでも意味合いは違ってくると思います。

このように、5分という事実を評価するだけでも様々な視点から考察が出来るわけですから、色々な評価あるいは結論が考えられるわけです。そうすると、数字が出た場合には、その数字に一定の意味を持たせてあげる必要があるので、数字が出たら意識的に印をつけるようにしましょう。

こういった細かいことの積み重ねが説得力のある文章を生み出します。数字が出たら気をつけましょう。

この記事を書いた人
ナオ

平成25年度の予備試験に合格。平成26年度の司法試験に合格。平成28年に弁護士登録。

都内で弁護士として実務に携わりながら、某大学法学部で司法試験、予備試験志望の学生のゼミで指導員をするとともに、司法試験予備校の論文答案添削など、司法試験の受験指導に積極的に取り組むサッカー大好き弁護士です。

個別受験指導もしています。

Twitter(https://twitter.com/nao_izumiya)

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