今日は、大学で教えている関係で、個人面談がありました。基本的には自分のゼミ生が個人面談の相手でしたが、改めて人にものを教えるということが難しいと思いました。
私が推奨している勉強方法というのは、極めて王道的で、リスクの少ない勉強方法です。
その代り、結果が出るまで多少時間がかかります。なので、短期間で結果を求める学生には中々理解をしてもらえない部分があります。もちろん、予備試験の短答式まで時間がないのは理解していますし、その中で効率的な勉強方法を求めるのは重々承知しております。
ただ、短答式試験に照準を合わせるがゆえに、幹となる基本的な理解を蔑ろにしてしまっては、最終的な司法試験の合格という結果が得られないのではないかという心配があります。
ただ、司法試験にしても予備試験にしても、基本的には大人が受験する試験ですので、最終的な判断は学生に委ねていますし、学生のニーズに合わせてアドバイスするのが、私自身の仕事であって、私の考え方を押し付けるのが私の仕事ではありません。なので、学生の目標、目標を達成する時期を聞いてから、そこから逆算して、今何をするべきかについて、今日はアドバイスさせて頂きました。
今自分が何をすべきなのか、それは実は本人が一番よく理解していると思うのです。私は、今すべきことの具体的な案を提示したり、する上で注意しなければならない点を指摘したり、なるべく挫折しない勉強方法を提示することが、私自身の役割であると考えております。
私自身、皆さんにできることは限られていますが、その範囲で精一杯お手伝いさせて頂ければと思います。
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