今回は、大学在学中の予備試験を目指している人に向けて、記事を書きたいと思います。
まず、大学生というのは、人生の中で一番時間を自由に使える時期だと思います。私自身も遊びほうけていました。
そんな時期に、予備試験という現在の文系の最難関の国家試験を合格したいという志は非常に感銘を受けるものがあります。しかし、予備試験に合格したいと気持ちだけで突破できるほど、予備試験は甘い試験ではありません。
以前投稿した記事の中で、予備試験の合格者の多くは上位ロースクールの既修2年生ということを書きました。つまり、合格するためには、司法試験をそのまま受けても合格する可能性のある人達との闘いに勝たなければなりません。これは、大学在学中の学生にとって、とても高い壁になると思います(もっとも、このような人達に受験資格を与えている予備試験は本来の予備試験のあるべき姿といえるかは大いに疑問ですが)。
言葉で予備試験に合格したいというのは簡単なことです。受験資格に制限もないので受験するのも受験料さえ払えばだれでも受験できます。問題は、予備試験に合格するだけの「努力」をしているかということです。高い志を持つことは素晴らしいことだと思います。ただ、その志に伴うだけの努力が伴っていなければ、真に予備試験を目指しているとはいえません。
高い志を持つことはとても素晴らしいことです。ただ、その高い志に伴う努力がなければ、高い志が無駄になってしまいます。高い志を持った以上、それに見合った努力をしなければ、その志は無駄になってしまいます。そのことを考えた上で、改めて、自分が予備試験を目指すという志を維持するのかということを考えて、その上で、精一杯の努力をしてほしいと思います。
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