今回は短答式について。
いつも言っていますが、短答式の過去問を解くことは短答式対策として非常に重要なことです。ただ、その扱いを誤ると実効的な効果を得られません。
短答式の過去問を解くという意味は、色々あると思いますが、一番大きいのは、「過去の短答式で問われている知識を自分が正確に理解・暗記しているか」を確認することです。
そういった意味では、正誤が重要なのではなく、その選択肢が〇か✖かを正確に判断できるだけの知識を持っているかを確認する作業が重要なのだと思います。
なので、例えば5つの選択肢全ての正誤が判断できなくても、2~3つの選択肢を判断できたことによりその問題を正解できたとしても、その過去問を十分に活用したことにはなりません。なぜなら、全ての選択肢の正誤を判断できるだけの知識を有しているかについて確認できないからです。
以上から、過去問を使って勉強するにあたっては、余すことなく全ての問題全ての選択肢を利用すべきです。わからない問題や知識が出たら、単に解説を読んで満足するのではなく、条文やベーステキストにあたることも重要な作業でしょう。いずれにしても、漫然とただ単に正誤を追い求めるような勉強方法だけはしないようにして下さいね。
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