短答式対策は正誤が重要なのではない。

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今回は短答式について。

いつも言っていますが、短答式の過去問を解くことは短答式対策として非常に重要なことです。ただ、その扱いを誤ると実効的な効果を得られません。

短答式の過去問を解くという意味は、色々あると思いますが、一番大きいのは、「過去の短答式で問われている知識を自分が正確に理解・暗記しているか」を確認することです。

そういった意味では、正誤が重要なのではなく、その選択肢が〇か✖かを正確に判断できるだけの知識を持っているかを確認する作業が重要なのだと思います。

なので、例えば5つの選択肢全ての正誤が判断できなくても、2~3つの選択肢を判断できたことによりその問題を正解できたとしても、その過去問を十分に活用したことにはなりません。なぜなら、全ての選択肢の正誤を判断できるだけの知識を有しているかについて確認できないからです。

以上から、過去問を使って勉強するにあたっては、余すことなく全ての問題全ての選択肢を利用すべきです。わからない問題や知識が出たら、単に解説を読んで満足するのではなく、条文やベーステキストにあたることも重要な作業でしょう。いずれにしても、漫然とただ単に正誤を追い求めるような勉強方法だけはしないようにして下さいね。

この記事を書いた人
ナオ

平成25年度の予備試験に合格。平成26年度の司法試験に合格。平成28年に弁護士登録。

都内で弁護士として実務に携わりながら、某大学法学部で司法試験、予備試験志望の学生のゼミで指導員をするとともに、司法試験予備校の論文答案添削など、司法試験の受験指導に積極的に取り組むサッカー大好き弁護士です。

個別受験指導もしています。

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