司法試験の勉強法は、現場で何をするかで決める

司法試験・予備試験
geralt / Pixabay

以前、処理手順をマスターすることについての投稿をしたと思いますが、これは現場で実際に行うのが、具体的な事案を特定の法律を使って処理することだからこそ、普段から処理手順をマスターしていくことが大事だという話でした。

司法試験や予備試験は、言うまでもなく、現場で実際に答案を書く作業をしなければなりません。その答案作成過程において、自分が何をするのか(何をしているのか)ということを一度振り返ってみてください

まず、問題文を読み、問われていることを把握し、法的な論点を具体的な事実から抽出して、それについての考えを理由を添えて示し(規範)、規範に従って当該事案を処理するということをすると思います(もし違うことをしている方がいらっしゃったら、自分なりにやっていることを想定してください)。

まずは弱点の把握から

日頃の勉強でどこに比重を置くかということは、「この過程のどこに問題(弱点)があるか」を把握することから始まります。

また、時間が足りないという方もいると思いますが、これも現場では無制限に時間があるわけではないので、現場での作業を意識するという点では同じです。つまり、全ては現場で自分が何をどれくらいのスピードでしなければならないかというところに帰着するのです。

だからこそ、現場の作業過程のどこに問題があるのかで、普段の勉強方法が決まるのです。

とすれば、まずすべきは、自分のどこに問題があるのかを把握することであって、それをしなければ普段の勉強が正しい方向に進んでいきません。

現場で自分が何をするのかということをしっかりと意識しながら普段の勉強内容を決めるようにしましょう。年内をこれに充てるというのも一つかもしれませんね。

この記事を書いた人
ナオ

平成25年度の予備試験に合格。平成26年度の司法試験に合格。平成28年に弁護士登録。

都内で弁護士として実務に携わりながら、某大学法学部で司法試験、予備試験志望の学生のゼミで指導員をするとともに、司法試験予備校の論文答案添削など、司法試験の受験指導に積極的に取り組むサッカー大好き弁護士です。

個別受験指導もしています。

Twitter(https://twitter.com/nao_izumiya)

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