司法試験の合格発表のたびに思うこと。

司法試験・予備試験
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9月11日、司法試験の結果が発表され、1525名の方が合格されていました。

まずは、合格された方、本当におめでとうございます。御苦労が報われたこと、本当に嬉しく思います。本当におめでとう!

ただ、私は、合格発表の度に、惜しくも不合格だった方への思いに気持ちがいってしまいます。

私自身、4年目3回目で合格しましたので、2回落ちており、しかも一度は法務省に行き、友人2人が合格している状況で不合格でした。そういった経験も、きっと影響しているのでしょう。

合格発表というのは、同時に不合格発表でもあります。

不合格者は、受験回数が残っていれば司法試験に合格したいのであればもう一度受験しなければなりません。それはとても大変なことです。今は辛い気持ちでいっぱいでしょう。悔しいでしょう。私もそうでした。

ただ、悔しい思いをしたり辛い思いをして、二度とこの思いを味わいたくない、次は自分が喜ぶ番だという気持ちを持って再スタートを切ることが非常に重要だと思います。

もしかしたら、受けるまでは何となく勉強されていた方もいるかなと思いますが、こういった気持ちを持つと、心の底からこの試験に合格したいと思うはずで、そうすると、日々の勉強も変わってくると思います。

私は、平成24年に不合格になったとき、本当に周りの方々に支えられ、応援され、平成25年に予備試験に合格し、平成26年に司法試験に合格しました。

それは、周りの応援なしにはあり得なかったことです。

しかし、平成24年に不合格になったとき、私は初めて心の底からこの試験に受かりたいと思いましたし、受かるという勝算のようなものを抱きました。だからこそ、最後まで頑張れたと思います。

今年残念だった方は、今は自分の現実をしっかりと受け止める時期だと思います。

それでいいと思います。ただ、自分の気持ちがしっかりと固まったときからは、死ぬ気になって勉強しましょう。来年は必ず合格しましょう。応援しております。

この記事を書いた人
ナオ

平成25年度の予備試験に合格。平成26年度の司法試験に合格。平成28年に弁護士登録。

都内で弁護士として実務に携わりながら、某大学法学部で司法試験、予備試験志望の学生のゼミで指導員をするとともに、司法試験予備校の論文答案添削など、司法試験の受験指導に積極的に取り組むサッカー大好き弁護士です。

個別受験指導もしています。

Twitter(https://twitter.com/nao_izumiya)

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